エフエムTARO 2022 放送内容
エフエムTAROの放送について
会員の歯科医師がエフエムTARO(コミュニティFM放送76.7MHz)に出演し、歯科に関する最新情報などについて分かりやすく解説しています。
放送日時
毎月第3火曜日 13:20頃~(予定)
1月 TCHについて
3月 入れ歯の悩み
7月 予防が大切!
8月 唾液と齲蝕の関係
10月 親知らず、抜く?抜かない?
11月 知覚過敏のギモンにお答え
12月 年末年始休日歯科診療について
会員の歯科医師がエフエムTARO(コミュニティFM放送76.7MHz)に出演し、歯科に関する最新情報などについて分かりやすく解説しています。
毎月第3火曜日 13:20頃~(予定)
1月 TCHについて
3月 入れ歯の悩み
7月 予防が大切!
8月 唾液と齲蝕の関係
10月 親知らず、抜く?抜かない?
11月 知覚過敏のギモンにお答え
12月 年末年始休日歯科診療について
太田新田歯科医師会
西ばやし歯科医院
院長 西林 滋
年末年始休日歯科診療について
太田新田歯科医師会では、年末年始の休日歯科診療を行っております。
急な症状のある方に、応急処置を主体とした治療を行なっております。
太田市役所の南西方向 川沿いの西側です。
以下のことをご理解、ご了承ください。
太田新田歯科医師会
小森谷歯科医院
院長 小森谷 和之
冷たいものを口にしたり、歯磨きをしたとき、ズキッとしたりキーンとしみる「知覚過敏」
この症状は意外に厄介で、歯医者さんで見てもらえばすぐに治るというものではありません。
歯のつくりは、中心に歯髄と呼ばれる神経、血管組織があり、それを覆うように内側から順に象牙質とエナメル質があります。
一番外側のエナメル質は人間の体の中で最も固く、知覚がありません。
ところがその内側の象牙質には歯髄につながる知覚があります。
知覚過敏の原因は、何らかの原因で象牙質が露出してしまったことによります。
歯のしみる症状は歯が痛んでいるサインのことがあります。
歯周病が進行すると、歯肉が下がって歯の根の象牙質が露出します。
強い力での歯磨きにより歯がすり減る
歯ぎしりなどが原因でエナメル質がすり減ってしまう。
目に見えないひび割れの可能性があります。
すっぱいものでエナメル質が溶けてしまっていることがあります。
以前の詰めものの周りや中でむし歯になっているときがあります。
まず歯磨きをしっかりしていただきます。歯磨きを丁寧にしていただいただけで症状がよくなる方もいます。
次に歯髄の感覚を鈍くする「鈍麻」ということを期待するような薬剤を使用します。
効果が薄い場合には、先ほどの象牙細管の「封鎖」を行います。
ここまでやっても症状が完全に消えることがないことがありますし、消えても再度症状が出てしまうことがあります。
その際はかかりつけの先生とどういう治療をすすめるかよく相談してください。
太田新田歯科医師会
引田歯科口腔外科
院長 引田 正宣
親知らずは、前歯の中心から数えて8番目にある奥歯の最も後ろに位置する永久歯です。
親知らずが生えてくる年齢は10代後半から20代の間が多いですが、30歳を過ぎてから生えてくる人もおり、個人差が大きいのが特徴です。
口の中に見えていなくても、顎の中に埋まっている場合もあります。
親知らずの抜歯というと、怖いイメージがあり、絶対に抜かないといけないのかと歯科医院への受診を躊躇っている方もいると思います。
今回は親知らずの抜歯を検討する上での基礎知識として、親知らずを抜いた方が良い場合、抜かない方が良い場合を簡単に紹介します。
まず結論から言えば、親知らずに現在問題が起きている場合、将来的に問題が起きることが予想できる場合は抜歯を勧めます。逆に現在問題なく噛み合わせに役立っている場合、将来的に歯を失った際に治療に利用できる場合は保存を勧めます。
具体的に抜歯が望ましい場合は
等があげられます。
次に抜歯しない方が良い場合は
があげられます。
歯の移植と言うと、あまり聞かないと思いますが、条件が合えば自分自身の親知らずを、失ってしまう奥歯の代わりに移植して利用することができますので、知っておくとよいと思います。
親知らずの抜歯の是非について述べてきましたが、歯科医師は抜歯にあたって、基礎疾患の有無、手術の難易度、患者さんの痛みへの耐性、様々な条件を考慮して、メリットとデメリットのバランスを考えて診断、加療を行っています。抜いた方が良い親知らずか否かを自己判断するのは危険ですので、あくまで参考として頂ければ幸いです。
太田新田歯科医師会
もろ歯科医院
院長 毛呂 慎
「磨いているのと磨けているのは違います」
僕も小学校の講話などでよく使う言葉です。実際にむし歯の治療をしている患者さんが「ちゃんと磨いているんだけどなぁ。なんでむし歯ができちゃったんだろう?」と困惑する場面があります。確かに細菌の塊である歯垢が歯ブラシによって除去されていれば、むし歯になることは無いわけですから、取り残しがある事は誰の目にも明らかですね。
「小さめの歯ブラシを使って、毛先にちょっとだけ歯磨剤を付けて、小刻みに動かす」
大きすぎる歯ブラシは細かい部分が磨きづらいし、歯磨剤が多すぎると泡がいっぱいになっちゃうので時間をかけて丁寧に磨くのが難しくなる。ですからもちろんこの指導内容は正解です、但し…
これは歯磨きが上手で、時間もそれなりにかけることができる(図の右上に該当する)人が、歯科医院にてちゃんと指導を受けた場合なのです。
日本歯科医師会HPより
それでは歯磨きが面倒とか『自称』忙しくて時間がない場合(図の左下に該当)はどうなのでしょうか?まずできるだけ多くの歯垢を取り除かなくてはいけませんのでやや大きめの歯ブラシを使います。そして歯磨剤を多め(毛先の2/3程度)にして、その中に含まれているフッ素の力を借りるんです。ご存知のようにフッ素にはむし歯を食い止める働きがありますので、なるべく口の中に高濃度で長時間とどまっていて欲しい。そのためにも歯磨きのあとのうがいは控えめに。口の中にフッ素を置いてくるイメージを持ってください。毛先が細いタイプは隙間などに届きやすい反面、毛先が柔らかいため歯垢を掻き出す力が弱いので、ゴシゴシと磨く人には向いているとは言えません。
いかがですか、え〜本当?って思いますよね。つまり正しいと言われている歯ブラシや磨き方は1つではないのです。
皆さん一人ひとりのタイプによって、選択する歯ブラシや磨き方が変わってくるのです。言うまでもなく、時間をかけて丁寧に隅々まで磨くことがベストなのは間違いないです。
でも100%汚れを落とせる人なんか居ません、歯を磨いていればむし歯や歯周病にならない…訳ではないのです。だからこそ、そこを補っていくのが我々歯科医師や歯科衛生士の役割だと考えています。
「歯ブラシなんて何でも同じ、いつも適当に以前使っていたものを買ってるし」
そんなあなた!一度騙されたと思ってかかりつけお勧めの歯ブラシを使ってみてください。目からウロコですよ、きっと。