令和5年度 太田新田歯科医師会学術講演会

日時 令和5年11月25日(土) 18時~20時

講師:岩野歯科クリニック 岩野 義弘 先生

演題:包括的歯周治療における歯科医師と歯科衛生士との連携

会場:太田新田歯科医師会 第一会議室

 

太田新田歯科医師会では年に一度、会員に向け講演会を開催しています。コロナ禍の影響もあり3年ぶりの開催となりました。

岩野歯科クリニック 岩野 義弘 先生

今回は岩野歯科クリニック(東京都)岩野義弘先生に包括的歯周治療について御講演をしていただきました。

歯周病はプラーク中の細菌感染によって生じる慢性炎症性疾患。
同時に日々の不良な生活習慣が関連する生活習慣病の一種ともいえます。

歯周治療の大きな目的の一つがプラークリテンションファクターの除去とプラークコントロールのしやすい口腔内環境の獲得とにことでした。

また感染源の除去のみならず、生活習慣の改善指導など様々な場面において歯科医師と歯科衛生士の連携が重要となってくるとのことです。

症例や文献を基に岩野先生が実際に行っている診療、歯科衛生士のブラッシング指導方法や口腔内清掃の勘所など日々の臨床に役立つ講演でした。

講演の様子

 

文責 学術医療管理委員会 渡木 澄子

令和4年度 太田新田歯科医師会学術講演会

日時:令和4年7月9日(土)18:00~20:00

講師:日本訪問歯科協会 小林喜明 先生

演題:訪問歯科診療における医療事務の基礎知識

開催形式:Zoomオンライン開催

 

令和4年度の学術講演会を7月9日(土)に開催しました。

コロナ感染予防に最大限留意し、Zoomアプリケーションを用いたWeb講演会として行いました。

 

今年度は、日本訪問歯科協会から小林喜明先生をお招きし「訪問歯科診療における医療事務の基礎知識」の演題で講演して頂きました。

小林先生のお話では、以前のアンケートで「訪問歯科診療に関して一番困っていること、知りたいこと」は「訪問歯科診療に伴う医療事務」が全体の39%を占めており、「治療に関すること」の約2倍であったそうです。

多くの歯科医院にとって、訪問歯科診療の医療事務はハードルが高いと思われているようです。そのため今回は医療事務に絞った講演となりました。

今年の保険改定でも訪問診療に関する部分はかなりの比重を占め、より複雑化しており、2時間の講演はたいへん情報量の多いものとなりました。

これだけの内容を簡潔にまとめる事は、自力では困難であり、有意義な講演会になったと思います。

また今後機会があれば、訪問診療の実際の治療についての講演を企画したいと思います。

 

文責 学術医療管理委員会 松本文男

睡眠時無呼吸症候群(SAS)研修会

演題:「睡眠時無呼吸症候群の概要と口腔内装具について」

日時:令和4年3月19日(土) 午後6時~7時

場所:太田新田歯科医師会館 会場参加者とZoomによるライブオンライン配信のハイブリッド開催

講師:高崎市歯科医師会 井田 順子先生

高崎市歯科医師会 井田 順子先生

高崎市歯科医師会 井田 順子先生

会長挨拶

会長挨拶

睡眠時無呼吸症候群は眠りだすと呼吸が止まってしまう疾患であり患者は血中酸素飽和度の低下により、循環器疾患をはじめ様々な病気を引き起こし、社会生活に非常に悪影響があります。

治療の代表的な方法に口腔内装具があり、医師からの作成依頼が増えたことを機に、高崎市歯科医師会井田順子先生をお招きし、上記演題でご講演頂きました。

ご自身のご経験から注意点の他、保険請求方法等有意義な内容で、講演後参加者からの質問も多く、時間の都合で今回話しきれなかった話を第2弾・第3弾の期待が高まっております。

マウスピース

(文責 大木晴伸)

令和3年度太田地区三師会地域医療講演会

太田地区の医師会、歯科医師会、薬剤師会によるweb講演会が5月27日(木)に行われました。テーマは認知症という視点から医師、歯科医師、薬剤メーカー(東和薬品)よりお話を聞くことができました。歯科医師会からは、とちはら歯科 鎌田 政善 先生による「認知症の人への口腔衛生管理」についての講演をしていただき、知識を深めることができました。

令和3年度太田地区三師会地域医療講演会

 

令和3年度太田地区三師会地域医療講演会

文責 太田新田歯科医師会 学術医療管理委員会 渡木 澄子

令和元年度 太田新田歯科医師会学術講演会

委員会活動

学術・医療管理委員会

令和元年度 太田新田歯科医師会学術講演会

令和2年2月20日(木)太田新田歯科医師会館にて太田新田学術講演会をおこないました。

今回は東北大学大学院歯学研究科 小児発達歯科学分野 教授 福本 敏 先生にお越しいただき「口腔機能発達不全症の発症要因と治療法について」ご講演をいただきました。

福本先生は、九州大学大学院小児口腔医学分野 教授も兼任されるほどの小児歯科の研究において著名な方と伺っておりました。

講演内容は、明日の臨床に役立つ話から始まり、近年、小児を取り巻く生活環境が大きく変化し、このような環境要因が口腔機能の発達に大きな影響を与えるようになってきたことを、わかりやすくご講演頂きました。

例えば、カリエスに関しては小中学生までのカリエス予防は大分達成されているが、スマホやパソコン等の使用によるブルーライトの不適切な暴露は生活リズムを変化させ、18歳以降のカリエスが増加傾向にあるとのことでした。

また乳酸菌を含有する食品の利用が推奨され、全身の健康への有効性が示唆される一方で、口腔の影響については十分考察されていないそうです。

歯科においても、これら社会的背景を踏まえ、新たな情報を収集し患者さんはじめ保護者の方へ正しい情報を伝えていきたいとお話されておりました。

口腔機能の発達では、舌機能の発達や離乳食の与え方などお母さんたちにきちんとした情報を伝えていくことの大切さを講演会で学ぶことができました。

 

令和元年度 太田新田歯科医師会学術講演会

 

令和元年度 太田新田歯科医師会学術講演会

 

文責 太田新田歯科医師会 学術・医療管理委員会 渡木 澄子