エフエムTARO 2026 放送内容

エフエムTAROの放送について

会員の歯科医師がエフエムTARO(コミュニティFM放送76.7MHz)に出演し、歯科に関する最新情報などについて分かりやすく解説しています。

放送日時

毎月第3火曜日 13:20頃~(予定)

 

1月 太田新田歯科医師会より新年のご挨拶

2月 お口サッパリ!洗口剤

3月 噛む力を鍛えよう

 

 

噛む力を鍛えよう

太田新田歯科医師会

さいとう歯科医院
院長 齊藤 ちひろ

 

 

噛む力を鍛えよう

近年、噛む力は全身の健康につながると注目されています。最近の研究では、よく噛めている人ほど寿命が延びるという結果が出ています。また、よく噛むことは脳を活性化させ、メンタル面にも影響があるとも言われています。

では、なぜ噛む力が大切なのでしょうか。

食べ物をよく噛むと、舌の動きや唾液の分泌が促され、食べた物の栄養を吸収しやすい状態にすることができます。ところが、噛む回数が減り噛む力が弱くなると、舌の動きや唾液の分泌も減り、体の維持に必要な栄養を十分に取り込みにくくなってしまいます。

また、噛む力が衰えると、口の中が汚れて歯周病や誤嚥性肺炎になったり、頭痛や肩こりを引き起こしたりと、全身の疾患につながってきます。

噛む力は集中力のアップにもつながります。噛み応えのある物をリズムよく噛む動作で、あごの筋肉が動いたり、咀嚼音を聞いたりする多様な刺激が脳に伝わり、集中力が高まります。このように、噛む力は健康面にも精神面にも密接に関係しています。

また、今子供の噛む力が年々弱くなっていることが問題になっています。

これは食事のメニューが西洋化し、ハンバーグやオムライスなど、しっかり噛まなくても食べられるものを子供が好む食生活になったことも一因と思われます。

また、硬いものはしっかり噛まないと飲み込めず、食べるのに時間がかかるので、忙しい現代社会では避けられがちです。

こうして噛む回数が減ることにより、歯列矯正が必要な子供が増えています。

子供のアゴは噛むことで骨格が発達しますが、噛む回数が減ると骨格が十分に発達しないため、歯が生えるスペースが足りず、歯並びが悪くなるのです。

子供のうちにしっかり噛んで、噛む力をトレーニングすることが重要になります。

 

このように、大人も子供も噛む力を鍛えることが大切です。そのためには、口腔ケアを十分に行い、よく噛める口腔環境を整えて、しっかり噛んで健康寿命を伸ばしましょう。

 

お口サッパリ!洗口剤

太田新田歯科医師会
診療委員会担当理事
岸歯科医院
院長 岸隆史

 

お口サッパリ!洗口剤

 

元気に暮らす事、健康に日々を過ごす事はどんな人にとっても望みだと思います。その為に気軽にできる健康維持法が「歯みがき」です。

しかし外出先だったり、歯みがきが行えない体調だったりと困ってしまう場面に遭遇する事があるかと思います。そんな時に有効なのが「洗口剤」です。

 

一口に「洗口剤」といっても街には様々な名称の商品が並んでいます。

洗口剤、含嗽剤、液体歯みがき、マウスウォッシュ、オーラルリンス…etc

一体何が違うのでしょうか?実はこれには明確な線引きは無く、各社が独自の呼び方をしてるのです。ただ「含嗽剤」と呼ばれる物は医師、歯科医師の処方箋が必要な「医薬品」なので間違えないでください。それ以外の物は「医薬部外品」なので手軽に入手する事ができます。それらを総称して「洗口剤」と呼ぶ事が多いです。効能としては「虫歯予防」「口臭予防」「歯石を付きにくくする」「歯肉炎予防」などがあげられます。

洗口剤は大きく分けて2つに分類されます。「洗口液」と「液体歯みがき」です。

 

どちらも基本的には「適量を口に含んで、うがいをして吐き出す」といった使い方をします。大きく違うのは「液体歯みがき」は「吐き出した後にブラッシングをする」という事です。ブラッシングを行う事によって口の中全体に広がった薬効成分をより効果的に歯や歯肉に行き渡らせる事ができます。

 

このように手軽に使えて効果的な洗口剤ですが、「刺激が強い」「後味が悪い」「面倒」「高価」などの理由で敬遠される方も多いです。かかりつけ歯科医にいって相談してみてください。きっとその方に合った「洗口剤」を提案してもらえます。

太田新田歯科医師会より新年のご挨拶

一般社団法人太田新田歯科医師会
長島歯科医院
院長 長島 広明

 

太田新田歯科医師会より新年のご挨拶

 

 

新年明けましておめでとうございます。太田新田歯科医師会常務理事の長島でございます。日頃より当会の会務運営にご理解とご協力いただきありがとうございます。

さて健康寿命をご存じでしょうか。健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間ですが、現在、男性が約73歳、女性が約76歳といわれております。それに対して平均寿命は男性約81歳、女性約87歳ですので、それぞれ8年、11年の差があり、最後までいかに健康でいられるか、つまり健康寿命をいかに延ばしていくかが今後の大きな課題となってきております。

現在、歯周病と糖尿病、循環器疾患、誤嚥性肺炎などの全身疾患との関係、歯を失うなどして、咀嚼機能や嚥下機能が低下するオーラルフレイルと全身の健康、認知症との関係など、歯と口の健康が全身の健康に深くかかわってきていることが明らかになってきております。今やお口の中だけの問題ではなくなってきております。

最近、医療関係の他職種の方々、市民の皆様方が歯科の大切さを理解してくださるケースも非常にふえてきております。

そこで、太田新田歯科医師会では、いつまでも美味しくものがたべられ、楽しくおしゃべりができて、自立した生活ができ健康で過ごしていくためには、つまり健康寿命を延ばすためには、生涯を通じた切れ目のないお口の健康管理を行うことが重要であると考えております。

今年も、当会では、乳幼児歯科健診(1.6、2、3歳児歯科健診)、小学校、中学校、高校においての学校健診、歯周病健診、企業健診などの成人歯科健診、高齢者歯科健診と各世代における健診事業を行っていきます。また市民の皆様への啓発活動として、健康フェア、市民公開講座など、さらに歯科医院へ通院できない方のための訪問歯科事業等を引き続き行ってまいります。詳しくは太田新田歯科医師会のホームページ等をご覧ください。また、歯と口の健康管理を行うためにはかかりつけ歯科医師のもとで定期的な健診を受けていただくことをお勧めいたします。

本年も太田新田歯科医師会をどうぞ宜しくお願い致します。