エフエムTARO 2024 放送内容
エフエムTAROの放送について
会員の歯科医師がエフエムTARO(コミュニティFM放送76.7MHz)に出演し、歯科に関する最新情報などについて分かりやすく解説しています。
放送日時
毎月第3火曜日 13:20頃~(予定)
1月 定期的に歯医者さんに行っているのにむし歯が出来てしまう?
5月 令和6年 第30回 歯と口の健康フェア ~歯っピーライフで8020~
6月 歯の生える薬ができる?
会員の歯科医師がエフエムTARO(コミュニティFM放送76.7MHz)に出演し、歯科に関する最新情報などについて分かりやすく解説しています。
毎月第3火曜日 13:20頃~(予定)
1月 定期的に歯医者さんに行っているのにむし歯が出来てしまう?
5月 令和6年 第30回 歯と口の健康フェア ~歯っピーライフで8020~
6月 歯の生える薬ができる?
一般社団法人太田新田歯科医師会
西ばやし歯科医院
院長 西林 滋
太田新田歯科医師会で休日に歯の痛み、腫れた、とれたなどで急にお困りの方に応急処置を主体とした診療を行っております。
歯科医は太田市内での開業医などが当番制で担当しております。
一般社団法人太田新田歯科医師会
学校歯科委員会担当理事
大木歯科クリニック 院長 大木晴伸
春に各学校で歯科健診を行っていると思いますが、もう治療はお済でしょうか?
また、治療勧告書を受け取り早々に治療した方は、そろそろ健診の時期では?
「今年は治療勧告書をもらわなかった!」と言って歯科受診をしていない方はいませんか?
本日は歯科健診についてお話します。
我々歯科医師は患者さんが来院されると『 主訴 視診 触診 打診 レントゲン CT MRIなどの画像検査 生化学検査 病理検査 等』様々な検査を行い、診断を確定、治療計画を立てます。
しかし、学校健診ではこのような検査は出来ず、視診のみです。保健室などで児童生徒さん達と会い向かいに座り、口の中を診させてもらいます。正直全然見えないのです。しかも短時間に何百人も診なければなりません。そんな状況では正しい確定診断は出来ません。
我々歯科医師は「学校歯科医の活動指針」というマニュアルに沿って保健活動を行っておりますが、その中に学校健診は「スクリーニングすること」だと明記されています。ですから疑わしい点があれば、再度専門医に診断してもらうように案内を出します。また、学校歯科健診は年に1回を義務付けられておりますが、言い換えれば学校では授業の他様々な行事が有るので、それ以上時間が取れないというのが現実です。しかし、前述の通り確定診断ができず、そもそもむし歯は数か月、歯肉炎は数日でも状態が変化し、年に1回の健診では足りずご自身でかかりつけ医でお口の中をチェックしてもらう必要があります。
様々な研究により、口の中の状態が全身の健康に大きく影響することが解っています。成人病と呼ばれる疾患がいくつかあります。主に生活習慣に関連する要因が原因となり発症する疾患ですが、例えば高血圧の予防は?栄養素バランスの良い食事 適度な運動 十分な睡眠・・・では糖尿病は?栄養素バランスの良い食事 適度な運動 十分な睡眠 高脂血症は?栄養素バランスの良い食事 適度な運動 十分な睡眠・・・疾患が違うのに予防策は皆同じ しかしそれで本当に予防できるのでしょうか?
お口の中の2大疾病『むし歯』と『歯周病』。この二つは理論上100%磨ければ絶対に起こりません。そしてこれらが起こらなければ成人病にも罹患しづらくなります。重症の糖尿病と重症の歯周病が両方患っている方が歯周病を改善するだけで、糖尿病も改善してくるという事例はいくつもあります。さらに高齢になってからのボケ、アルツハイマー病の予防にも口腔内の健康が大きく関わります。
児童生徒さんは学校からの「治療のお知らせ」の紙をもらわなくても年に何回か歯科にチェックを受けましょう。また、日本人は高校を卒業すると健診を全く受けない人の割合がとても多くなります。大人の方も「どこも痛くなくても」年に2~3回は歯科健診を是非受けて下さい。それがあなたの為です!
日 時 令和6年12月8日(日) 14:00~16:00 (開場13:30)
場 所 太田市学習文化センター (太田市飯塚町1549-2)
演 題 ガッテン流オモシロ健康学 ~元気で長生きできちゃう裏技教えます~
講 師 北折 一 先生(元NHK「ためしてガッテン」ディレクター)
定 員 400人
入場料 無料(申込制ではございません)
主 催 太田市・一般社団法人太田新田歯科医師会
学校法人有坂中央学園 中央医療歯科専門学校 歯科衛生士 戸田 恵理
この度は、太田新田歯科医師会の先生方からこのような貴重なお時間を頂きました事にお礼を申し上げます。
私共の専門学校は、歯科衛生士を養成する3年制の専門学校です。学校は太田駅北口から徒歩5分の東本町にあります。
今年で開校22年目となります。
皆様は、歯科衛生士というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
歯科医師の隣に立ち唾液の吸引や、治療器具を手渡している場面を想像される方が多いと思います。実はそのような業務は歯科助手さんも担当する事ができます。歯科衛生士の主な業務は、治療機器を使用し歯周病の治療と予防、薬剤等を使用し虫歯予防の処置を直接、患者さんに施すことです。また正しい噛み方、飲み込み方などお口の機能訓練や改善に関する指導です。これらの業務は、法律上、歯科助手さんはできません。
さて、お口や歯を健康に保つことが全身の健康維持に役立つこと、歯科保健を推進するために2011年に歯科口腔保健の推進に関する法律が施行されました。この法律には、「お口の健康に関する正しい知識を身につけること」「生涯にわたって歯科疾患の予防をすること」「定期的に歯科検診を受けること」「必要に応じて歯科保健に関する指導を受けること」などの内容が盛り込まれています。
学校歯科保健統計調査によると中学1年生の永久歯の虫歯の本数は1994年で一人平均4本と多かったのですが、2014年に1本を下回り、直近の2023年では一人平均0.56本と、少ない水準となっています。しかし、大人になると虫歯が増え、中年以降から高齢者では歯の根の部分の虫歯が増えてきます。この部分の虫歯は、自身では気づきにくく放置すると根っこから歯が折れてしまう事もあります。
歯周病や虫歯予防のために、ドラッグストアなどで様々な製品を購入し、ご自身で予防に取組んでいる方も
多くおられると思います。正しくお口の健康を維持するためには、歯科医院で定期検診を受けることが重要です。
定期検診では歯科医師・歯科衛生士は歯と歯茎だけを診ているようですが、実は患者様の唇、頬の内側、舌の表側や裏側、上顎や喉の奥手前までも丁寧に診ています。思わぬ病気や、お口のがんなども見つけられる事もあります。早期に発見できれば安心ですよね。そのために多くの方が積極的に歯科医院で定期検診を受けていただくことをお勧めします。専門家に定期的に確認して貰う事で、一人一人に合った適切なケア方法を丁寧にアドバイスしてもらえます。
皆さんも是非、この機会に歯科医院へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
最後になりますが、当校では社会人が働きながら通学出来るカリキュラムを展開しております。午前は歯科衛生士国家資格取得のために学び、午後は歯科医院で歯科助手として勤務している30代、40代の学生さんが多く在籍している特色のある養成校です。クラスメイトの約半数は社会人で構成されています。
来年3月までは月に1度オープンキャンパスを開催します。随時見学も可能ですので、ご興味のある方は是非足を運んで頂ければ幸いです。