エフエムTARO 2018 放送内容

患者さんと歯科医のよりよい関係

太田新田歯科医師会

飯塚歯科医院

院 長 飯塚 光宏

 

患者さんと歯科医のよりよい関係

 

近年、コンビニや美容院より多いと言われるほど歯科医院は沢山あります。太田市・みどり市笠懸地区をエリアとした太田新田歯科医師会は、歯科医院119件、会員歯科医師132名(正会員124名、準会員8名)を有する一般社団法人として公益事業に取り組んでおります。市民の方からよくある質問に、どこか良い歯科医院を紹介してほしいとの問い合わせがありますが、当会では会員歯科医院情報はHPにて公開していますが、歯科医院の斡旋は全く行っておりません。ですから、患者さんは一般的には口コミやインターネット情報などから、歯科医院選びをすることになります。

それでは、患者さんが歯科医院に望むことは何でしょうか。痛い所だけ治してなるべく早く終わりにしたいか。全ての悪いところを時間をかけて治したいか。長期的なメンテナンスを含めて一生のお付き合いをしたいか。あなたが望む治療方針などを歯科医師にハッキリ伝えてください。そうすれば、あなたの病気の訴えと治療の希望を十分理解して治療が始まります。

しかし、治療が始まってからは、治療期間はたいへん長期間かかる場合があります。歯科疾患は長い時間をかけて悪くなりますので簡単に治すことはできません。また、歯科医師の専門的な判断から治療方針の変更もありえます。その場合は歯科医師から再度詳しい説明を受け納得して治療を継続してください。

このようにして、患者さんと歯科医師がお互いに信頼関係を結ぶことができれば、満足感の高い治療を受けることができます。長い治療の間、特に注意しなければならないのは、お互いのコンプライアンスが重要になります。歯科医師側は、患者さんが望む治療を成功に導く努力をし、患者さん側は、治療を成功に導くための様々な指導や指示をなるべく履行する。それにはお互いが十分なコミュニケーションを保ちながら治療を進めることがとても大切です。

しかし、現実には医療トラブルもあります。その原因は、約7割が誤解により起因していると言われています。誤解が解ければ和解できます。つまり、誤解さえなければトラブルに発展することはありません。歯科医師側は、真摯な態度で丁寧に説明する。患者さん側は、説明内容をメモしてわからないことは必ず質問する。双方が積極的にコミュニケーションをとることにより納得した治療を受けることができます。

さて、長い時間と治療費をかけて治療が終わっても安心してはいけません。お口の中は、栄養豊富で一定の温度・湿度環境に保たれた細菌の格好の住処です。また人は老化が進むとお口の機能低下が進みます。歯科疾患は患者さんの自覚がないままに進行することがほとんどです。ですから治療後も継続的な定期検診が重要なのです。

あなたの口腔内のことをよく知っていて、長期に渡って管理してくれる、そしてお口のことを何でも相談できる「かかりつけ医」を見つけてください。そうすれば、あなたは安心して治療を受けることができます。

 

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