エフエムTARO 2019 放送内容

はじめてのお口のケアと離乳食、幼児食について

太田新田歯科医師会

さいとう歯科医院

院長 齋藤 ちひろ

 

はじめてのお口のケアと離乳食、幼児食について

今日は歯が生え始めてから2歳くらいまでの、こどものお口の成長に合わせた食事とお口のケアについてお話ししたいと思います。

赤ちゃんの生まれて初めての食事は離乳食になります。離乳開始の目安は、首がすわり、お座りが安定する頃で,スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる時期です。まだ歯は生えていないことが多く、ヨーグルトやポタージュなどペースト状のものから始めます。スプーンを下唇にのせ上唇が閉じるのを待ちます。こうすることで唇をしっかり閉じて飲み込むことを覚えます。この頃は歯磨きを始める準備として、スキンシップで口の周りを触られることに慣れさせましょう。

生後8ヶ月くらいになり前歯が生え始めたら、一日一回歯磨きをして歯ブラシの感覚に慣れさせます。口の中がよく見えるように、寝かせ磨きをすると良いでしょう。この時期は豆腐やマッシュポテトなど、大人が指で潰せる固さの食べ物が目安です。また水分をコップで飲む練習の第一歩として、スプーンを横向きに唇に当てて飲ませます。最初は一口ずつ飲ませてあげましょう。

1歳頃になると上下の前歯が生え揃い、柔らかく煮た野菜やバナナなどが食べられるようになります。前歯の役目は自分の口に合った一口量をかじり取ることです。バナナなどは縦に4つに切り、スティック状にして前歯を使ってかじり取る練習をしましょう。はじめは大人が持って一口かじらせ、次にこどもに手づかみで持たせ大人が手を添えて、一口量を教えていきます。歯磨きのポイントは、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目に注意します。上下の前歯8本が生え揃うまでに歯ブラシに慣れさせましょう。

1歳6ヶ月くらいになると奥歯が生え始めます。この時期になると歯で食べ物を食べ、噛む動作も完成してきます。パサつく物や繊維の多い物はまだ食べるのが難しいですが、すり潰せる固さで自分で手づかみできる物は、手で持って食べさせます。詰め込まないように大人が見守ってあげましょう。奥歯が生えたら1日1回は必ず歯を磨く習慣をつけ、甘い飲み物やお菓子を控えるようにしましょう。

歯の生える時期は個人差があります。月齢だけで食べられるかどうかを判断せず、お子さんの口の中や食べる様子をよく見てみましょう。こどもは大人の真似をして食べ方を学びますので、食事は家族一緒に食べましょう。

太田新田歯科医師会では1歳児の歯科相談を受け付けています。お子さんの食べ方支援や歯磨き相談をおこなっていますので、お気軽にお問い合わせください。

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