第17回市民公開講座開催のご案内

介護保険が導入された平成12年から始まった太田新田歯科医師会の市民公開講座、今年からは太田市との共催となり、より細やかなテーマに対応できるものと期待しています。

さて、今年は「摂食・嚥下障害とリハビリテーション」を題材に講座を開催します。健康・長寿の国日本ですが、高齢者の健康寿命延伸こそが医療・介護のテーマです。そこで今回は国内の第一人者である馬場尊先生、足利赤十字病院リハ科の尾崎健一郎先生をお招きし、その病態からリハの実際までわかりやすく解説していただきます。

この講座で正しい知識を得、皆様の健康寿命の延伸に役立てていただければ幸いです。

第17回市民公開講座開催のご案内

第16回市民公開講座 開催報告

太田新田歯科医師会 

16回市民公開講座 開催報告

 

日時:平成27年11月14日(土)午後2:00~午後4:00

場所:太田市学習文化センター(太田市飯塚町1549-2)

主催:一般社団法人 太田新田歯科医師会

口の中のがんの怖さ

~手術しますか?それとも予防しますか?~

小雨が降り続く寒い陽気ではありましたが、足元の悪い中多くの市民の方々にお集まりいただき、第16回市民公開講座が開催されました。

今回は、群馬大学大学院医学系研究科顎口腔科学分野教授の横尾 聡 先生を講師としてお招きし、口の中の「がん」をテーマに御講演して頂きました。

 

口の中にできるがん「口腔がん」は、舌がん、上顎歯肉がん、下顎歯肉がん、頬粘膜歯肉がん(頬の内側の粘膜のがん)、口底がん(下の歯肉と舌の間のがん)、硬口蓋がん(上顎の真ん中の硬いところのがん)の6カ所をいいます。

口腔がんは、直接見ることができるため初期症状を発見しやすいですが、認知度が低く進行するまで放置されやすい病気です。標準治療は手術療法しかないため患者さんにとっては非常に大きな負担がかかります。しかし、早期の段階で適切な治療を行えば、9割は完治が見込める病気です。

口腔がんの年間罹患者数は全国で7,000人程おり、がんの中では頻度は少ないですが、進行した口腔がんの手術においては、顔面が欠損するのでQOL(Quality Of Life)が低くなってしまいます。しかし、血管縫合の技術の進歩によって再建手術を行うことにより、社会的生命の回復が可能になりました。ただし、切除手術と再建手術は同時に行うので手術時間が10時間以上かかることは珍しくありません。

群馬県では、口腔がんを扱っているのが群馬大学だけであり、そのうちの9割を口腔外科、顎顔面外科が扱っています。2013年においては年間121人の患者数があり全国で1位となりました。また、横尾教授が赴任されてから7年が経過し、以来行った200例以上の手術は1例の失敗もないという事でした。

講演では、口腔がんの手術写真を動画で紹介しながら、がんが進行すると顎の骨を削ったり、鼻や顔の皮膚、首のリンパ腺なども切り取る必要があり、「口の中の物をちょっととればいいというものではなく、非常に怖いものだという事を身に付けてほしい」と話されました。

口腔がんは約70%が歯科医院で発見され、全体の約80%が口腔外科で診療されています。また、喫煙や飲酒は発生率を高めることがわかっています。

発がんの前兆をキャッチするために気をつけてほしい3つの口腔粘膜疾患があります。食べ物を口の中に入れた時にしみる口内炎や、板状や斑状に白くなる口腔白板症、主に頬粘膜に見られ白色にレース状になる口腔扁平苔癬です。口内炎の多くは、1,2週間で治りますが、長く続く場合は要注意です。がんは小さいと痛みを感じないことが多く、そのために発見されにくく放置されてしまう病気です。がんが小さい早期の段階なら30分程度の簡単な手術で済み、転移する前の初期の段階で発見する事が治療の負担を大きく減らすことになります。毎日1回は口の中をチェック。日頃から口の中の事に注意して頂くことが早期発見につながります。そのためには、「禁煙節酒」に努めること、口腔がん検診を受診すること、定期的に歯科医院で検診すること。と市民の皆様にわかりやすく、大きな手術にならないよう予防することの大切さを説明され、終演となりました。

 

文責 太田新田歯科医師会 市民公開講座運営委員会

委員長 増田康展

第17回市民公開講座 開催報告

太田市・太田新田歯科医師会

17回市民公開講座 開催報告

日時:平成28年11月12日(土)午後2:00~午後4:00

場所:太田市学習文化センター(太田市飯塚町1549-2)

主催:太田市・一般社団法人 太田新田歯科医師会

~いつまでも楽しく食べるために~

前日までの雨も止み、秋とは思えない程の暖かく素晴らしい晴天に恵まれ、 第17回市民公開講座が太田市学習文化センターにて開催されました。今年から太田市との共催となり、今後はより細やかなテーマに対応出来ると思っております。

今回は「摂食・嚥下障害とリハビリテーション」を題材に致しました。高齢者の健康寿命延伸こそが医療・介護のテーマであります。そこで国内の第一人者である馬場尊先生、足利赤十字病院リハビリテーション科の尾﨑研一郎先生をお招きし、その病態からリハビリテーションの実際までわかりやすく解説していただきました。

第17回市民公開講座1

第17回市民公開講座2

第17回市民公開講座3

第17回市民公開講座4

第17回市民公開講座5

先ずは、馬場尊先生の御講演から始めて頂きました。

~その1:咬んで飲むしくみを正しく知ろう~

食事をする事とは栄養をとる事+αであり、αとは、社会的行為(冠婚葬祭、会合、家族団らんなど)、充欲的行為・娯楽的行為(美味しいものを沢山食べて満足する)、運動性(運動機能を維持する)であります。いつまでも楽しく食べるためには、この+αが必要となります。

食べるという行為は、咬んで、飲む事であり、咬んでから飲んだり、咬みながら飲んだりしますが、ヒトの咽喉は設計ミスであり、ヒトは誤嚥する動物であるという事です。

(液体)嚥下のメカニズムは、咽喉は、安静時は気道、嚥下時は食物道となります。嚥下が始まると気道は素早く食物道に切り替わり、この間に食物は食道に送り込まれます。嚥下が終わると、咽喉に食物はなく食物道は気道に戻ります。この間約0.5秒です。咀嚼時、嚥下が起こる前には気道に食物があり、気道が食物道に切り替わっておりません。咀嚼によって嚥下が可能になった食物(食塊)を能動的に舌の後方(咽頭)へ送ります。私たちは飲む事(液体嚥下)と食べる事(咀嚼嚥下)の2つの嚥下様式を使い分けています。

○歳をとるとどうなるか?

加齢の影響その1 食欲が低下し食べにくくなる。エネルギー消費が減少、味覚・臭覚の低下、残存歯が減少し、筋肉が効率よく動かなくなり口腔の運動機能が低下する。

加齢の影響その2 咽頭の位置が2~3cm位置が下がり咽頭腔が大きくなる。嚥下運動の時間がかかる。口と咽喉の協調性が悪くなる等。

○どのように誤嚥を防ぐか?

誤嚥とは、食物や唾液などが声門を超えて気道に侵入する事であり、ごく少量の誤嚥(唾液)は健常人でも起こる。

誤嚥は、咽喉が気道の時に食物がある(嚥下開始の前や嚥下終了の後)時や、気道に隙間がある(嚥下の最中)に起こりやすい。最も誤嚥しやすいものは、液体と固形物の混合物(鍋物やスイカ)

である。健常者の10~20%、気道の防御機能が弱っている人は不顕性誤嚥(silent aspiration)という誤嚥してもむせない事がある。そして、誤嚥をすることにより肺炎のリスクが増える(誤嚥性肺炎)。

○誤嚥しないためには?

・顎を上げて食べない:顎を軽く引く事が良い。

・すすらない:熱いものを控える、スプーンを口腔内に入れる、口に物を入れる時に吸わない・呼吸しない。

・一口ずつ飲む:ゴクゴク飲まない。

・硬いものは控えるか、小さく切る。

・固形物と汁物を一緒に取り込まない(鍋物等)

・咬みながらしゃべらない、しゃべらさない。

・食物を小さくする(咬む回数を減らす)。

・キザミあんかけ食(咀嚼し終わった形態、丸呑みできる食物<カレー等>)にする。

◎高齢者は誤嚥する。

・咽喉の機能は低下するという事を自覚する。

・若い頃と同じように食べない。

・口腔内のメインテナンス(食後、寝る前の歯磨き・定期的な歯科検診)が必要。

◎呼吸機能を維持する。

・大声を出す、大声で笑う(カラオケ、スポーツ)

・ハフィング(お腹から息を吐き出す)

・のどの筋力トレーニング

(シャキア訓練<寝ながら肩甲骨を床から離さないように首だけを上げる>)

◎EAT10(イートテン・嚥下スクリーニングツール<ホームページ参照>)

以上の事を参考に、是非日々の生活をより良い食生活にして頂きたいとの事でした。

 

続いて、尾﨑研一郎先生の御講演を始めて頂きました。

~その2:口腔ケアと咀嚼「唾液で潤った口で咀嚼しましょう」~

現代人は食事の際、昔の人に比べ咀嚼回数が少ない事がわかります。

ある調査によると、弥生時代は一食の咀嚼回数3,990回・食事時間51分、鎌倉時代は2,654回・29分、20世紀初頭は1,420回・22分、現代は620回・11分という結果が得られました。調理の発達により食べ物が柔らかくなり、顎の筋肉や骨の成長・発育に影響を及ぼしています。特に発達期の子供は、食事の際のある程度の負荷が筋肉や骨にかかることにより発達していくが、柔らかい食事により発達しなくなり顎が小さくなっています。

では、硬い物を咬むことがよいことなのでしょうか?

高齢者に関して言えば、むしろ良くないことと言えます。高齢者の体(歯も)は衰えているからです。硬い物を咬むことにより歯がすり減ったり、折れたり、入れ歯が割れたり、顎の骨にも悪影響が起こります。そうならない為には、自分が無理せずに食べられるものを食べることが重要です。

上手に咬むためには、唾液も必要となります。

唾液の役割は、発音しやすくし、食べ物の味を際立たせ、口腔内の洗浄や抗菌作用、食べ物の消化を助ける作用などがあります。年を取ると唾液の量も減少します。唾液が少なくなると口腔乾燥症になり、口の中のいろいろなトラブルが発症します。

唾液が少なくなった(出にくくなった)方は、唾液腺のマッサージをして唾液が出やすくなるように改善する必要があります。

○唾液腺のマッサージ

・耳下腺への刺激(10回)

人差し指から小指までの4本の指を頬にあて、上の奥歯のあたりを後ろから前へ向かって回す。

・顎下腺への刺激(各5回ずつ)

親指を顎の内側のやわらかい部分にあて、耳の下から顎の下まで5カ所位を順番に押す。

・舌下腺への刺激(10回)

両手も親指をそろえ、顎の真下から手をつきあげるようにゆっくりグーっと押す。

口の中で食べ物を上手によく咬むことにより、唾液も多く出てきます。一口30回咬むと良いと言われています。しかし、咬み過ぎると飲み込みづらくなってしまう事がありますので、飲み込みやすい状態になった時に飲み込みましょう。

飲み込むときには、呼吸を整える必要があります。食事をする前にはリラックスして、姿勢を正しましょう。

いつまでも楽しく食べるためには、身体や口の周りのストレッチをすることが大切です。

○ゆったりとした姿勢で行います。

・手をお腹に置き、鼻から息を大きく吸い込み口をすぼめて大きくゆっくり吐く。

○深呼吸しながら首の運動

・首を左右に傾けたり、左右に動かしたり、大きく回したりする。

続いて、口のストレッチを行います。

○個人個人にあったペースでリズミカルに行いましょう。

・口を横に引く。唇を突き出す。頬を膨らます。息を吸い込む。アーっと声を出す。

 

このような比較的簡単なストッレチですので覚えて実践して下さい。そしてお口の中の環境を整え楽しくお食事をして頂くためにも、定期的な歯科検診が必要です。という事を付け加えて楽しい講演が終演となりました。

 

文責 太田新田歯科医師会 市民公開講座運営委員会

委員長 増田康展

第16回 市民公開講座開催のご案内

口の中のがんの怖さ~手術しますか?それとも予防しますか?

胃がんや乳がんほど数は多くありませんが、口の中にもがんができます。舌がんや歯肉がんなどがそれで、これによって命を落としたり、生還しても口からものを食べるのに苦労する方もいらっしゃいます。

今回の公開講座では口の中のがんを取り上げます。「口の中のがんの怖さ~手術しますか?それとも予防しますか?」と題し、群馬大学大学院医学系研究科顎口腔科学分野教授・横尾聡先生を講師にお迎えし、最先端の治療から予防のために必要な事柄などをわかりやすく解説していただきます。

横尾先生は口腔がん治療のトップランナーとして県内はもとより、国内外でワールドワイドに活躍されており、有意義なお話が聴けることと思います。

命をも奪う口の中のがん。市民の皆様には正しい知識を持ってがんを予防し、明るく健康的な暮らしを送っていただきたいと思っております。この講演がその一助になれば幸いです。

第15回市民公開講座 開催報告

太田新田歯科医師会

15回市民公開講座 開催報告

 

日時:平成26年11月15日(土)午後2:00~午後4:00

場所:太田市学習文化センター(太田市飯塚町1549-2)

主催:一般社団法人 太田新田歯科医師会

 

本当は怖いお口の病気

~敗血症って何?~

 

毎年恒例となりました、太田新田歯科医師会主催の市民公開講座が、平成26年11月15日(土)午後2時より太田市学習文化センターにて、穏やかな秋晴れに恵まれ大勢の市民の方々にお集まりいただき、今年で15回目の開催をすることが出来ました。この場をお借りいたしまして、講師の先生方、関係者の方々、また、市民の皆様方に厚く御礼申し上げます。

第15回目となりました今回の市民公開講座は、“敗血症”をテーマに富士重工業健康保険組合太田記念病院の薬剤部長・山藤満(さんどう みつる)先生、救急科部長・秋枝一基(あきえだ かずき)先生、歯科口腔外科医長・伊澤和三(いざわ かずみ)先生の三名の先生方に御講演して頂きました。

まず最初に、薬剤部長の山藤先生より「これだけは知っておこう!抗菌薬の賢い使い方」の御講演が始まりました。

私たちの身の周りには、さまざまな病原微生物が存在しており、人や動物の体の中で増殖した場合を感染といい、それらに炎症(病気)を引き起こすことを感染症といいます。

微生物の病気を引き起こそうとする力(病原性:毒力と菌量)が人の抵抗力よりも強くなった場合に感染が成立します。微生物の数が増えて病原性そのものが強くなったり、もともと非常に強い場合は、誰でも感染してしまいます。逆に、人の抵抗力が非常に弱い場合、普段はなんともないような菌(平素無害菌)に感染し、病気になることもあります(日和見感染)。

病院や施設には、非常に抵抗力が低下した人(易感染性患者)が多く入院していますので、日和見感染が問題となっています。敗血症もこのような抵抗力の低下した人に発症しやすくなります。

新規の抗菌薬が開発されても耐性菌の感染症は無くなりません。つまり医療施設や私たちの周りから病原体を排除することは困難であり、病原体、感染症と共存することを理解しておかなければなりません。例えば我々自身が手洗い、うがい、マスクをして感染を防ぐ工夫や抵抗力を普段からつけておくこと、さらに感染症治療の際には抗菌薬を正しく使うことが大切です。特に経口抗菌薬(飲み薬)は服薬遵守(服薬コンプライアンス)の向上が治療の成功、失敗を左右します。感染症を正しく理解し治療が適正に行われることを期待したいとお話しされました。

続いて、救急科部長の秋枝先生より「敗血症とは・・・」の御講演がありました。

敗血症は、怖い病気でありながら一般的にはまだよく知られていません。医療従事者でさえもはっきりと敗血症の定義を理解していない人もいるのが現状です。毎年世界中で多くの方が敗血症で亡くなっており、日本も例外ではありません。

敗血症とは、感染症を契機とする全身性炎症反応症候群(SIRS)と定義されています。敗血症に見られる「感染」は、多くは細菌感染ですが、ウイルスや真菌の感染でも発症することがあります。「全身性炎症反応症候群」は①体温が38.0度以上または36.0度以下、②心拍数が90回/

分以上、③呼吸数が20回/分以上、④白血球数が12000/μl以上または4000μl以下、の4つの項目のうち2つを満たすものを言います。したがって、38度以上の熱があり、呼吸が「はぁはぁ」している場合、それだけでも敗血症になっている可能性があるわけです。

敗血症は早期に適切な治療を開始すれば、致命率は15%程度といわれています。しかしながら手遅れになってしまうと致命率は45%まで上昇します。

敗血症が疑われたら、直ちに病院を受診して下さいというお話でした。

最後に、歯科口腔外科医長の伊澤先生より「重症歯性感染症について」の御講演がありました。

細菌やウイルスに感染し、全身に炎症反応が拡がって臓器を傷つける敗血症は、さまざまな要因で発症します。口腔内には細菌の数が多く、歯周ポケットからの細菌の侵入により、頭頸部領域の歯性感染症でも小さなきっかけから重篤な症状へ変化することもあります。口腔内を穿刺するだけの膿の溜まりもあれば、頸部皮膚を大きく切開しなければならない場合や、皮膚が壊死してその部分の皮膚を取り除かなければならない場合もあります。

重症歯性感染症から敗血症性ショックになる場合の事前の判断は出来ません。健康な人でもなってしまい、どんな人がなってしまうのかわかりません。このような状態にならない為には、いつもと違うという状態に気づくことです。是非かかりつけ医を持っていただき、小さな変化を判断できるようにして下さいとお話しされました。

三人の先生方の御講演後、質疑応答に移り市民の方々から数多くの質問があり、全身のみならず口腔内への関心の高さが見受けられました。

虫歯や歯周病が原因で、口腔内から全身へと拡がっていく歯性感染症は、虫歯や歯周病の早期治療を行うことによりある程度は防ぐことが出来ます。その為には、かかりつけ歯科医院の定期検診が必要であり重要です。また、定期検診をきちんとしていてもなお感染症を患い、重篤な症状になる場合もあります。異常を感じた場合は、なるべく速くかかりつけの歯科医院を受診し、更に必要であれば口腔外科のある病院で精密検査や救急処置を受けなければなりません。

かかりつけ歯科医院と口腔外科を有する病院との緊密な連携をとることにより、重篤な症状や救急処置の必要がある患者さんが、スムーズに治療を受けられる体制を整えることが出来ます。

今後も、より一層地域医療連携を充実させ、市民の皆様のお口の中を含めた全身の健康づくりの一助となるよう日々の診療に努めていく所存であります。

 

太田新田歯科医師会 市民公開講座運営委員会

                委員長 増田康展