たかが口内炎 されど口内炎!
担当 小森谷 和之
たかが口内炎 されど口内炎!
お口の中にできる厄介もの「口内炎」。
じつはこの言葉にははっきりとした定義がなく、お口に炎症があればそれを「口内炎」と呼ぶ、という程度の大雑把な意味で使われています。「口内炎」なかで最も身近なのが白くポツッとでき、食事の時に痛くてしかたない「アフタ」。
何日か痛みに悩まされますが、いつのまにか消えるので「口内炎」というと「放っておけば治るから大丈夫」とつい思いがちです。
ところが、「口内炎」と俗称されるものには、「アフタ」のほかに、細菌やウイルス感染によるもの、カビによるもの、キズによるもの、全身疾患の症状がお口の中に出ているもの、さらには口腔がんが疑われる病変までが含まれ、放っておいてはまずい病気も多々あります。
何週間たってもよくならずに気になっている「口内炎」は、放っておかず、歯科に受診するようにしましょう。