1歳児歯科相談研修会
1歳児歯科相談研修会~乳幼児歯科健診における摂食機能支援のポイント~
太田新田歯科医師会 公衆衛生委員会
日時:令和7年2月19日(水) 19時30分~
会場:太田新田歯科医師会
乳幼児期を対象とした口腔保健のあり方を考えるため、本会会員を対象に勉強会を行いました。
講師として群馬県健康長寿社会づくり推進課歯科部長の石田 圭吾先生をお招きしご講演いただきました。
核家族化が進む昨今、口腔内の問題に限りませんが、身近に子どもの健康状態を相談する相手がなかなか見当たりません。
SNSやネットの情報に頼りがちな状況で、偏った情報が拡がってしまう危険性があります。保護者の方々へ、我々「実際に目の前にいる」専門家がどのようにサポートしていけるのかということを議論しました。
主として、乳幼児期における口腔機能の発達についてお話をいただきました。発達段階では口の中だけではなく、口腔周囲を含めた観察が必要です。歯科専門家があらためて注意すべき点は多岐に渡ります。
離乳前から、硬組織である歯が生えてくるまでの期間は、いわゆる「かみ合わせ」が完成した後、一生涯において健康を支えていくための大きな幹となります。
赤ちゃんは生まれた時から哺乳反射 (吸啜反射) によって母乳やミルクを飲みますが、成長とともにこの反射は消えて自分の意思で口を動かして飲み込む力が発達します。
お口に入れる食べ物を認識する、食べ物を入れる、動かす、噛む、味わう、飲み込む。
成長してからも、生きていく上で必須の動作を短い期間で習得するのは乳幼児期です。
その重要さを会員一同再認識いたしました。
日々の育児の中でどうすればいいのか不安なことはそのままにせず、小児歯科に相談しましょう。中には小児科等と連携が必要な乳幼児の口腔機能発達不全症の可能性もあります。
太田新田歯科医師会では、乳幼児期のお子さまのサポートを応援しています。
1歳前後でお口のことについてお悩みのある方は、太田新田歯科医師会にご相談ください。
お住まいの近くでサポート体制がある歯科医院をお知らせいたします。
文責 太田新田歯科医師会 公衆衛生委員 生方真人