FM太郎6月

今日は子供さんの歯科医院へのかかり方と私たち、歯科医が子供さんの治療に対し気を付けていることについてお話ししたいと思います。
子供さんによって、初めて歯医者さんはかかる事は、年齢によっても違うとは思いますが、連れて行く保護者の方、そして子供さんにとっても緊張する場所かもしれません。
しかし、初めから歯科医院は怖いところというイメージを子供さんに植え付けないように、不安がらせないように気を付けて下さい。
小さなお子さんの場合は、お気に入りのおもちゃなどを持っていくといいでしょう。
診療室では、歯科医は保護者の方からお子さんの様子、症状を聞くところから始まりますが、なるべくくわしくお話しして下さい。
年齢にもよりますが、お子さんの訴えでは痛い歯が上下左右を聞くたびに違うことが良くあります。
レントゲンなど検査をする事が出来ない場合もあります。
ですから、保護者の方からのお話とお子さんの症状を診て、診査診断をし、治療方針を決めます。
小児歯科の治療は成人歯科と違い、歯科医と患者さんの1対1の関係ではなく、そこに保護者が入ります。
ですから、三者の信頼関係を得るためにも、気になることは遠慮なく聞き、お話して下さい。
処置や治療は、歯科医の説明や考えを保護者の方に納得してもらったうえで始めます。
年齢別に診ると、1〜2才児に対しては、歯科医の話かけがまだ理解できませんが、声の調子や表情などから、何らかの意味を感じとるので、やさしい言葉使いで話しかけながら治療するよう心掛けます。

また、大きな音を怖がるので気を付けます。
3〜4才児に対しては、こちらの話しかけの内容が理解出来るようになる反面、感情が発達してくるので、知らない人や見慣れない場所、予防注射などの経験から歯医者さんを怖い人と思い、治療に対し不安や恐怖を示します。
ですから、少しでも怖がらずに治療できるように、やさしい言葉使いで、歯科治療・・・がどうして必要なのか説明し、納得し治療するようにします。
5〜6才児になると、こちらの説明や説得を十分に理解できます。
そして、どうして虫歯治しをすることが大切か理解できるようになり、治療に対して辛抱できるようになります。
年齢にあわせ、子供さんに接し、治療するように私たち歯科医も努力しています。
また、一般的にどの年齢の子供さんに対しても、コミュニケーションをはかる、治療時間をなるべく短くする、待合室で長い時間待たせない、治療は能率的に行う、必要な時間以外はなるべく器具を見せない、痛みはなるべく与えない、子供にウソはつかない、治療内容をわかりやすく説明するなど注意をはかります。
ほとんどの場合、歯科医院へ行くのはお口の中に何らかの異常や病気を見つけてからでしょう。
でも、腫れたり痛くなったりしてから、診てもらうよりも虫歯にしないようにする予防処置もありますから、健康を確認するために歯がはえてきたら一度受診しましょう。

 

 

                  ふじい歯科・小児歯科

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